「どっちも中途半端」は卒業!子育てと仕事の両立が楽になる生き方

光が差す森林の背景に、微笑む女性。記事のタイトルが入っている「持続可能な生き方」のアイキャッチ わたしと子育て

「子育てにもっと時間をかけたい…」
「仕事でもちゃんと成果を出したい…」

子育てをしながら仕事をしていると、「どっちも頑張りたいのに、どっちも中途半端…」そんな罪悪感にも似たジレンマに、胸が苦しくなることはありませんか?

こんにちは。子育てと仕事の掛け持ち歴、早18年のワーママです。 小学生の末っ子がいるので、まだまだこの生活は続きます。

「子どもには健やかに育ってほしい」「自分の仕事にも、想いを込めて向き合いたい」 この2つを本気で願うほど、両立の難しさにぶつかり、自分を責めてしまう時期がありました。

この記事では、そんなかつての私と同じように悩むあなたへ、「子育てと仕事を両立するための、長期的な視点」をお伝えします。

この記事を読めば、目先のタスクに追われる毎日から解放され、あなたらしいペースで幸せに輝くための「持続可能な生き方」のヒントがきっと見つかります。

なぜ、子育てと仕事の両立は「頑張る」ほどうまくいかないのか?

目の前のことに全力投球したい真面目な人ほど、子育てと仕事の両立にストレスを感じがちです。なぜなら、私たちは無意識のうちに、自分という資源をすり減らす「エクストラクティブ(掘り尽くす)型」の働き方をしてしまっているからです。

  • 目先の成果や評価のために全力疾走する
  • 疲れを感じながらも「もっとやらなきゃ!」と自分を追い立てる
  • 常に時間に追われ、心の余裕(余白)がない

まさに、以前の私です。 この働き方は、短期的には成果が出るかもしれません。
しかし、地球環境がそうであったように、自分という大切な資源を掘り尽くしてしまえば、心も体も傷つき、いずれは燃え尽きてしまいます。

視点を変えよう:子育てはキャリアの「土台づくりの時間」

もし、あなたが今の状況に悩んでいるなら、少しだけ視点を変えてみませんか?

「子育ては、持続可能な仕事をしていくための準備期間であり、土台づくりの時間である」

人生100年時代と言われる今、私たちは想像以上に長く働き続けることになります。
子育てや介護、自身の体調不良など、キャリアが中断される要因は誰にでも起こり得ます。そんな中で、長期的に輝き続けるために必要なのは、短期的な全力疾走ではなく、どんな状況でもしなやかに対応できる「太い芯」を育てること。

子育ては、まさにその「芯」を育てるための、かけがえのないトレーニング期間なのです。

これからの働き方の新常識「リジェネラティブ(再生する)型」とは?

そこで私がたどり着いたのが、掘り尽くす「エクストラクティブ型」から、資源を再生しながら育てる「リジェネラティブ型」へ思考を転換することでした。

子どもがSDGsを調べていたとき、ふと気づいたんです。「これって、人生にもそのまま当てはまるんじゃない?」と。

「今だけ」じゃなく、「今を未来につなぐ」ために自分を整える。それが、100年時代を生き生きと過ごすための新しい働き方です。

  エクストラクティブ型(掘り尽くす) リジェネラティブ型(再生する)
思考 短期的な成果に飛びつく 長期的な成長を見据える
行動 目先の数字や賞賛のために全力疾走 余白を作り、資源(時間・体力・感情)を再生
成長 成長=膨張。規模が止まると不安になる 成長=深化。スピードが落ちても心が太くなる

長期的に見て、あなたとあなたの家族を本当に幸せにするのは、どちらの働き方でしょうか?

今日から始める「リジェネラティブな働き方」5つのヒント

「考え方は分かったけど、具体的にどうすれば?」と感じる方のために、私が実践している「SDK(Sustainable Development of Kei)憲章」を、皆さんが使えるヒントとしてご紹介します。
*「SDK(Sustainable Development of Kei)憲章」とは私が勝手につくったものです。笑

1. 「完璧」を手放し、マイペースを大切にする

焦らない、でも止まらない。

これが最高戦略です。仕事も育児も100点を目指すのはやめましょう。80点でもなく、60点で十分。完璧主義を手放すだけで、心は驚くほど軽くなります。

2. 家庭と夢(仕事)を対立させない

「子どものために、仕事の夢を諦める」と考える必要はありません。

子育ても自分育ても、どっちも本気で大切にすると決めましょう。子どもとの時間から仕事のヒントを得たり、仕事の経験が子育てに活きたりと、必ず相乗効果が生まれます。

3. 感情エネルギーのムダづかいをやめる

イライラしたり、落ち込んだり…。ワーママの毎日は感情の起伏が激しいもの。大切なのは「落ち込みはしても、立ち止まりすぎない」仕組みを作ることです。

信頼できる人に話す、5分だけ好きな音楽を聴くなど、自分なりの感情リセット方法を決めておきましょう。

4. ひらめきを「資源」として書き留める

子育て中にふと浮かぶアイデアやひらめきは、あなただけの貴重な「資源」であり「資産」です。どんな些細なことでもスマホのメモなどに書き留めておきましょう。

そのメモが、未来の仕事や人生を豊かにする「畑」になります。

5. 「一日1つ整える」を意識する

大きな変化を起こす必要はありません。「一日1つだけ、何かを整える」ことを意識してみましょう。

例えば、乱れた机の上を5分だけ片付ける、冷蔵庫の中の不要なものを1つだけ捨てる。この小さな達成感が、自己肯定感を育て、世界を変える第一歩になります。

あなただけの「働き方の軸」を見つけよう

最後に、あなただけのモットー(働き方の軸)を考えてみてください。
ちなみに私のモットーは、「整える、育てる、私らしく。」です。

自分が何を大切にしたいかが明確になっているだけで、驚くほど生きやすくなります。そして、大変なときでも、自分を見失わずにすむようになります。

進まない日も、焦る日も、あなたは母親として、一人の人間として、その“芯”を育てています。
私も、あなたも、ただいま実践中です。
あなただけの「Sustainable Development of 〇〇」を、一緒に見つけていきませんか?

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